今回はモテという観点から服装について解説していく。こんな風に思った事はないだろうか:
- 「どんな服を着ればいいんだろう」
- 「オシャレな人になりたいけど、どうすればいいんだろう」
今回の記事でわかること：
- なぜファッションへの過剰投資は効率が悪いのか
- マーケティング理論から見る最適な投資戦略
- 具体的な改善方法
服装に悩むその前に
前回の髪型編でも触れたが、マーケティングの世界では「プロダクト（商品）」と「カスタマーエクスペリエンス（顧客体験/CX）」という概念がある。
君たち自身が「プロダクト」で、服装は「CX」の一要素に過ぎない。
例えば、アップルのiPhoneを考えてみましょう：
- プロダクト：端末自体の性能や品質
- CX：パッケージ、初期設定、アプリの使い勝手
iPhoneが売れているのは要因にデザインやパッケージがある事は確かだが本質的な価値は携帯電話、PC、音楽プレーヤー、カメラといった複数のデバイスの機能を一つに集約した圧倒的な便益性に支えられた「プロダクトの価値」が本質である事は間違い無いだろう。どんなに見栄えが良くても中身が空っぽなら価値は無い。
君たちも同じだ：
- プロダクト：あなた自身（性格、能力、人間性）
- CX：髪型、服装、話し方
外見の情報はあくまでCX、つまりコミュニケーションの一環に過ぎない。（CXはコミュニケーションを会話だけではなく外見や話し方など総合的な情報の集合と考える）
服装投資の本質
まとめると女性が本質的に求めている価値はプロダクト、つまり君たち自身にある。自信や収入、特技などプロダクトそのものが持つ価値だ。外見や服装はコミュニケーションの一つに過ぎない。が、一方で服装が見られているのもまた事実だ。
要するに見られていて減点対象にはなるが加点には上限があると言う事だ。
ちなみにどういった服装を女性が好むのかは答えが出ている。
加点に上限があると書いたのは上記のアンケート結果を踏まえている。大多数が「カジュアル」「キレイめ」を男性にして欲しい服装として挙げている。
要するにダサくない普通の格好をしていて欲しいという事だ。個性的な格好は特定の女性にはウケるかもしれないが大多数には好まれない。
ちなみに個性的な格好を好む女性が無難な格好をしている男性を好きにならないかというとそんなことはない。服装なんて所詮その程度の物だ。
つまり服装投資で重要なのは君たちが服装に興味が無い限り「適切」であればいい。必要以上の投資は、むしろ本質的な価値を高める時間とリソースを奪ってしまう。
具体的な投資戦略
Step1：プロダクト価値の最大化
前回までの記事で説明した通り、まずは：
- 自分との約束を守る→自信の向上
- 人間性の向上
- コミュニケーション力の向上
これらが基盤となる
Step2：必要十分なCX設計
服装に求められる要素：
- 清潔感
- 自然さ
- 基本に忠実
具体的には：
- サイズ感が適切
- シワや汚れがない
- 色使いが極端でない
これだけだ。繰り返すがお洒落である必要は全くない。サイズの合った服をきちんと洗濯して着る。シャツにはアイロンをかける。これだけだ。
また男性の場合女性と違って服装のバリエーションそのものが少ない。ある程度清潔な格好であればほぼ全てのTPOに対応できる。
具体的な買い物リスト
基本セット（合計予算3-5万円）：
- 白シャツ：
- 形崩れしにくい
- 清潔感がある
- どんなパンツとも合わせやすい
- チノパン（ベージュ/ネイビー）
- 清潔感がある
- カジュアルすぎない
- 季節を選ばない
- 白スニーカー
- デザインがシンプル
- 手入れがしやすい
- どんな服装にも合わせやすい
これらを持っているだけで十分に対応できる。
ブランド品も要らないし、高価な服を買う必要もない。ファストファッションで十分だ。10倍上の値段のする服を着ても印象が10倍良くなる訳ではない。
効率的な服装投資の理由
過度な服装投資を避けるべき理由：
- 時間効率の問題
- プロダクト価値を高める時間が減る
- 本質的な成長の機会を逃す
- コミュニケーションへの影響
- 着飾りすぎると相手との距離感が生まれる
- 女性が皆が皆自分の外見やファッションセンスに自信がある訳ではない。過度の服装へのこだわりは女性を萎縮させる可能性がある。
- 自然な会話の妨げになる可能性
- コスト効率の問題
- 高額な商品は必ずしも印象向上に直結しない
- 維持費用が本質的な自己投資を圧迫
まとめ：服装投資の本質
重要なのは以下の3点だ：
- プロダクトは君たち自身
- 服装はCXの一要素に過ぎない
- 清潔感と自然さがあれば十分
まずは基本的な服装を揃える事から始めよう。そして、それ以上の投資は、自分自身の価値を高めることに向けよう。
次回は、同じくCXの重要な要素である「体型」について解説していく。お楽しみに。
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