似合う髪型は診断で決まらない|メンズが自分で決めるのは4つだけ

育てる

※この記事にはアフィリエイト広告を含みます

顔タイプ診断で「丸顔だからツーブロックが似合う」と言われても、鏡を見ながらいまいちピンとこない。ヘアカタログを何十枚も見比べて、これだと思う一枚を美容師に見せる。それでも仕上がりは、結局いつもと同じような髪型に落ち着く。あなたが求めているのは診断結果ではなく、「自分で決めなくていい範囲」と「自分で決めるべき範囲」の切り分けだ。

結論はシンプルだ。似合う髪型を一番大きく左右する変数は、あなたの顔型ではなく美容院選びと美容師の腕。 自分で決めるべきなのは、髪色・パーマの有無・長さ・前髪の4つだけでいい。残りは全部、任せてしまっていい。

僕もネットで診断したり、ヘアカタログを見たりした。それでも仕上がりは結局、担当してくれた美容師の腕次第だった。そもそも自分の顔型なんて、自分ではっきり判断できたためしがない。この記事を読めば、診断やカタログ探しに使っていた時間を、もっと効果の出るところに回せるようになる。

今回の記事でわかること
  • 診断やカタログを見ても似合う髪型が決まらない、本当の理由
  • 自分で決めるべきなのは4つだけだという、調査データに基づいた根拠
  • 診断より優先すべき、美容院と美容師の選び方

診断しても似合う髪型が決まらない理由

「顔タイプ診断」で検索すると、丸顔・面長・ベース型といった診断結果に対して「似合う髪型」が対応表で提示される。一見便利に見えるが、この方法にはいくつかの穴がある。

まず、顔型は自分でははっきり判断できない。 丸顔と面長の境目は曖昧で、鏡の角度や写真の写り方ひとつで印象は変わる。診断ツールが悪いわけではなく、そもそも「顔型を一つに分類する」という前提自体に無理があるのだ。

次に、ヘアカタログの髪型は、モデルの顔込みで格好よく見えている。 これは広告の写真と同じ構造だ。商品(この場合は髪型)そのものではなく、それを乗せているモデルの顔立ち・骨格・表情まで含めた全体の印象に、僕たちは「格好いい」と反応している。同じ髪型を自分の顔に乗せ替えた瞬間、そのイメージは崩れる。カタログを見比べる時間は、実はそこまで報われない。

さらに、候補が多すぎて選べないという問題もある。ツーブロック、マッシュ、センターパート、パーマあり・なし。組み合わせは無限に近く、素人が比較検討しても答えは出ない。

そして一番大きいのがこれだ。仕上がりに一番効くのは、顔型よりも美容師の腕だ。 これは僕の実感だが、同じオーダーをしても、担当が変われば仕上がりは変わる。ノーマリズムの調査(2023年2月13日〜14日、インターネット調査、全国の20代〜50代の男女100名)によると、「同じ美容院で指名や担当を変えたいと思ったことはありますか」という質問に70%が「ある」と答え、実際に「変えたことがある」人も44%にのぼる。

担当を変えた理由には、話が合わない・値段といったものもあるが、仕上がりへの不満を挙げる声も並ぶ。「毎回カットの仕上げが違うので、安定したカットをお願いしたかったので、担当を変えてもらいました」(30代/男性)という回答もある。同じ美容院で、同じ客が、担当を替えるだけで満足度が動く。それは「誰が切るか」が仕上がりを左右する変数になっているということだ。診断でどれだけ丁寧に顔型を分類しても、切る人の腕が伴わなければ意味がない。

僕自身、ネットで診断したりヘアカタログを見たりしたことがある。それでも結局は美容師次第だった。そもそも自分の顔型なんて、はっきり判断できなかった。診断に使った時間は、仕上がりにはほとんど効いていない。

判定を自分の外に出すべきだという話は、服がダサいか分からない男へでも書いた。髪型も同じ構造で、自分の目で似合う・似合わないを判断しようとするより、判定を任せられる相手を見つける方が早い。

自分で決めるのは4つだけでいい

ここまでの話をまとめると、細かい髪型そのものは美容師に任せてしまってかまわない。あなたが自分で決めるべきなのは、長さ・髪色・パーマやカラーの有無・前髪の4つだけだ。

長さ:ある程度短く

ノーマリズムの調査(2020年4月3日〜10日、インターネット調査、全国の20代〜50代の女性100名)で「ロン毛の男性は好きですか」と聞いたところ、「好き」と答えたのは25人、「嫌い」は75人だった。

これは長髪が絶対にダメだという話ではないが、モテの観点で無難に振るなら、ある程度短く整えておく方が安全だ。

髪色:黒

同じくノーマリズムの調査(2022年8月17日〜18日、インターネット調査、全国の20代〜50代の女性)で「女性ウケの良い男性の髪色は?」と聞いたところ、黒髪が72%でトップ、次いでブラウン系21%、アッシュ系5%、シルバー系2%だった。逆に「女性ウケの悪い男性の髪色は?」ではピンク系36%・レッド系27%・ゴールド系26%が上位に並ぶ。黒髪を選んだ理由として最も多かったのは「清潔感がある」「真面目な印象」だった。

女性ウケの良い男性の髪色として黒髪72%・ブラウン系21%・アッシュ系5%・シルバー系2%であることを示す棒グラフ。ノーマリズム調査(2022年8月、20代〜50代女性)

派手髪が悪いという話ではない。ただ、無難に振るなら黒が一番リスクが低いということだ。

パーマ・カラーの有無:やるなら髪を傷ませない

パーマやカラーを入れるかどうかは、好みで選んでいい。ただし、やるなら髪を傷ませないことを条件にした方がいい。カラーやパーマで傷んだ髪は、見栄えが悪くなる。髪も肌と同じで乾燥する。傷んだ髪をそのまま放置すると、せっかく整えた印象を自分で崩すことになる。肌のケアについては清潔感は肌か髪かで書いたが、髪も同じで、状態を保つケアとセットで考えた方がいい。

前髪:迷ったら下ろす

前髪については、実は調査によって答えが割れている。

PERCUT(男性専門美容室、2021年8月23日〜26日、インターネット調査、20代〜60代以上の女性601名)の調査では、前髪を上げた髪型と下ろした髪型の写真を見せて好きな方を選んでもらったところ、前髪を上げている方が77.5%だった。理由は「前髪がかかっていない方が清潔感がある」「おでこが出ている方が爽やか」。

一方、マイナビウーマン(2016年12月14日〜27日、22〜34歳の女性105人)の調査では、「立て前髪」と「おろし前髪」のどちらが好きかという質問に対し、立て前髪32.4%、おろし前髪67.6%と、逆の結果が出ている。

僕は、この割れ方は顔立ちの差だと考えている。PERCUTの調査結果についても、同社代表は「似合う方は額を出してみることをおすすめします」と条件をつけている。上げる方が好まれるのは、似合う人に限った話だ。前髪を上げるのは、顔立ちがはっきりしていないと似合いにくい。多くの日本人にとっては、下ろす方が無難だ。迷ったら下ろせばいい。

診断より優先すべきは、美容院と美容師の選び方

顔型診断に時間をかけるより、美容院選びに時間をかけた方がリターンは大きい。見るべきポイントは3つだ。

1つ目は、口コミやスタイル写真で、自分と似た髪質・メンズの施術例があるかどうか。女性向けのスタイルばかり並んでいる美容院より、メンズの実例が豊富な美容院の方が、当然仕上がりの再現性は高い。

2つ目は、美容師を指名できるかどうか。前述の通り、同じ美容院で担当を変えたいと思ったことがある人は70%、実際に変えたことがある人も44%いる。合わなければ担当を変えていい。一発で当たりを引こうとせず、合わないと感じたら変える前提で動く方が、長期的にはうまくいく。

3つ目は、伝える情報を絞ること。美容師に伝えるのは、長さ・髪色・パーマやカラーの有無・前髪の4つの希望だけでいい。それ以上の細かいオーダーは、逆に仕上がりを狭めることもある。プロに委ねる範囲を広く取った方が、結果的にいい提案をもらえる。

維持の面でも、手をかけすぎるのは本末転倒だ。カットは1〜1.5か月ごとに一度で十分だし、日々のセットも5〜10分程度で済ませられる髪型にしておく方が続けやすい。凝りすぎたセットは、続かなければ意味がない。

まとめ:診断ではなく、決めるべき4つと任せる相手を持て

似合う髪型を決める一番大きな変数は、あなたの顔型ではなく美容院選びと美容師の腕だ。診断やカタログにかける時間は、思っているほどリターンがない。あなたが決めるべきなのは、長さ(ある程度短く)・髪色(黒)・パーマやカラー(やるなら傷ませない)・前髪(迷ったら下ろす)の4つだけ。残りは、信頼できる美容師に任せてしまえばいい。

判定を自分の中で完結させようとするから、迷路にはまる。判定を任せられる相手を見つけて、そこに委ねよう。

髪は、モテを6つの層に分けたうちの「パッケージ(整える)」層の一部にすぎない。モテ全体の中で、今のあなたがどこから手をつけるべきかは、モテるってなんだろう。「売上の式」でモテを因数分解してみるで確かめよう。

髪を整えたら、ついでに写真を撮ってアプリに登録しよう。整った印象を最初に見せる場所は、会う前の写真だ。アプリごとに向いている使い方や層が違うので、目的別に比較したものをマッチングアプリの戦略的活用法にまとめている。

※この記事で引いた調査

  • ノーマリズム調査「女性ウケの良い男性の髪色」(全国20〜50代女性、2022年8月17日〜18日)https://www.dreamnews.jp/press/0000264419/
  • ノーマリズム調査「ロン毛の男性は好きですか」(全国20〜50代女性100名、2020年4月3日〜10日)https://hairlog.jp/special/article/9251
  • ノーマリズム調査「担当や指名を変えたいと思ったこと」(全国20〜50代男女100名、2023年2月13日〜14日)https://hairlog.jp/special/article/12579
  • PERCUT調査「前髪を上げた髪型と下ろした髪型」(女性601名、2021年8月23日〜26日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000071476.html
  • マイナビウーマン調査「立て前髪VSおろし前髪」(22〜34歳女性105人、2016年12月14日〜27日)https://woman.mynavi.jp/article/170114-48/

コメント

タイトルとURLをコピーしました