マッチングアプリのメッセージにコツはいらない?3通で止まる男が、文面を作り込むほど損をする理由

夜の部屋でスマホを見る女性の手元。マッチングアプリのメッセージ画面に、やり取り中の男性48人からのメッセージがずらりと並び、あなたはその中の1人でしかないことを表すイメージ 伝える

※この記事にはアフィリエイト広告を含みます

マッチはする。なのに3通目あたりで返信が止まる。例文を読み漁り、1通に何分もかけて文面を作り直しているのに、結果は変わらない。そんなあなたに向けて書いている。結論から言う。アプリのメッセージは、作り込むほど損をする。定型文を1つ作って数を回し、要件を端的に伝える。それで十分だ。理由は構造にある。アプリは女性に申し込みが殺到する市場で、女性は基本無料のまま並行して比べている。僕はEC企業で売上責任者をしていた。売る側の目で見ると、アプリのメッセージはWeb広告と同じ構造をしていて、反応が来ないのが普通だ。しかも僕自身、年収も身長もそれなりにあるのに、普通に無視されてきた。この記事を読めば、返信の有無に一喜一憂しなくなり、文面に使っていた時間を本当に効く場所へ回せる。

今回の記事でわかること
  • アプリの男性が最初から不利な理由を、いいねの数と料金の差で示す
  • アプリのメッセージはWeb広告、リアルで知り合った相手への連絡はBtoB営業。入口ごとの戦い方の違い
  • 文面より効く3つのこと:定型文で数を回す、端的に誘う、プロダクト(あなた自身)を磨く
  1. マッチングアプリのメッセージが3通で止まる。例文を読み漁っても変わらない
  2. メッセージが続かないのは、あなたの文面のせいとは限らない
    1. 見えないから、手が届く文面を直し続けてしまう
    2. アプリでは、女性に申し込みが殺到している
    3. しかも女性は基本無料で、並行して比べている
  3. マッチングアプリのメッセージのコツとして、よく言われていること
    1. 質問を入れる・共通点で広げる
    2. 例文・テンプレを使う
    3. メッセージの頻度は「1日1往復」か「相手のペース」か
    4. 早めに誘う
    5. 絵文字・顔文字で親しみを出す、長文で熱意を伝える
  4. アプリのメッセージはWeb広告、リアルの連絡はBtoB営業だ
    1. 返信が来ないのは、メルマガが開かれないのと同じ
    2. 文面を作り込んでも、生まれる差は誤差だ
    3. 成約を決める一番大きい変数は、メッセージではなくプロダクトだ
    4. リアルで知り合った相手は、BtoB営業のように向き合う
  5. 明日からのメッセージは、短く、端的に、数で
    1. アプリは定型文を1つ作って、数を回す
    2. 要件は端的に。会いたいなら会いたいと伝える
    3. 絵文字・顔文字は控えめにする
    4. 止まったら、次へ。傷つくならデーティングアプリに切り替える
    5. リアルで知り合った相手には、遠回りせずに誘う
    6. 浮いた時間は、プロダクト(あなた自身)に回す
  6. まとめ

マッチングアプリのメッセージが3通で止まる。例文を読み漁っても変わらない

マッチはする。いいねも、ゼロではない。なのに、3通目あたりで返信が止まる。

そこであなたは考える。文面が悪かったのか。質問が足りなかったのか。絵文字が多かったのか。例文を探して読み漁り、1通に何分もかけて組み立て直す。送る。また止まる。

タップルが2025年2月に3,835名へ行った自社調査では、相手から返信がない経験が「よくある」「時々ある」と答えた人は合わせて92.0%だった。男女の内訳は、公表されている範囲では確認できていない。それでも、ほぼ全員が通る道だということは分かる。あなただけではない。

なお、マッチ自体が少ないなら、先に写真を見直したほうがいい。マッチングアプリのプロフィール写真、自撮りしかない男が最初に見るべき比較に書いた。この記事は、マッチしたあとの話だ。

メッセージが続かないのは、あなたの文面のせいとは限らない

見えないから、手が届く文面を直し続けてしまう

返信が止まる理由は、相手の頭の中にある。あなたには見えない。選ばれていないのか、並行して比べられているのか、ただ忙しいだけなのか。

根っこにあるのは、選ばれたいのに、選ばれているのかが見えない不安だ。魅力が足りないのか、やり方が悪いのかも切り分けられない。見えないとき、人は手が届く場所を直す。あなたが唯一コントロールできるのは、自分が書く文面だからだ。原因が文面にあるのかを確かめないまま、文面だけを磨き続ける。これが消耗の入口になる。

アプリでは、女性に申し込みが殺到している

Omiaiを運営するエニトグループが2024年7月に発表した数字がある。受け取るいいねの平均は、男性が20〜30、女性が100〜200。登録時期やアクティブさで差が出るという注記つきだが、真ん中の値どうしで約6倍、開きが大きいと10倍の差だ。

しかも、新規登録者の男女比はほぼ5:5だ。同社の2024年2月の発表では、2023年1〜12月の新規登録者は男性49.0%・女性51.0%だった。人数は同じなのに、いいねの数がこれだけ違う。差を生んでいるのは、男性が「送る側」に回る構造だ。

米国のデーティングサイトを分析した研究(Bruch & Newman、Science Advances、2018年。2014年1月のデータ)でも、最初のメッセージの8割超を男性が送り、女性の平均返信率は2割未満だった。海外のデータなので、構造の参考として読んでほしい。

女性の受信箱で、あなたは大勢の中の1人にすぎない。

Omiai運営の発表によるいいねの数の男女差。受け取るいいねの平均は男性20〜30、女性100〜200で、新規登録者の男女比はほぼ5対5

しかも女性は基本無料で、並行して比べている

料金の差もある。Pairs・with・タップルは、公式の案内で女性が基本無料だ。一方、男性はPairsが月4,100円(Web)、タップルが月4,400円から(Web、シンプルプラン)と、月4,000円台から有料になる(2026年10月時点、各公式サイト表示)。

無料なら、女性は何人とでも並行して比べられる。ネット上の投稿965件を分類したLIFRELLの調査(2025年7〜11月)では、返信が途切れる理由の最多は「他に良い人ができた」の27.3%だった。投稿者の性別は不明なので、断定の根拠にはしない。ただ、並行比較が普通に起きていることは読み取れる。

ここで僕の話をしておく。自慢に聞こえるのは承知で、事実だけ書く。僕は年収が1,000万円を超え、身長は180cm以上あり、顔もときどきイケメンと言われる。それでも、普通に無視される。笑ってほしい。スペックが高くても、無理なものは無理なのだ。

つまり、止まるのは普通のことだ。無視されて傷つくのも普通のことだ。だから、自分を責めなくていい。

マッチングアプリのメッセージのコツとして、よく言われていること

上位の記事が勧める定番を、公平に並べる。どれも間違いではない。

質問を入れる・共通点で広げる

my-best、hhll、scbなど、上位のほぼ全てが勧めている。相手が答えやすい材料を渡す、という考え方だ。

例文・テンプレを使う

scbは例文を12本載せ、YouTubeには「テンプレ30選」もある。書き出しで迷う時間を減らす手段だ。

メッセージの頻度は「1日1往復」か「相手のペース」か

頻度の答えは割れている。next-levelは「1日1往復」を目安にする。my-bestは「相手のペースに合わせる」。with運営のnoteは「1日1往復説は間違い」と反論している。結論が記事ごとに食い違うので、あなたはどれを信じればいいか選べない。

早めに誘う

next-levelは「1週間」、team-rootersは口コミ調査から「1〜2週間」を会うまでの目安にしている。

絵文字・顔文字で親しみを出す、長文で熱意を伝える

これは自己流の定番だ。上位の記事がNGに挙げる催促や連投も、熱意を伝えたい気持ちの延長にある。

アプリのメッセージはWeb広告、リアルの連絡はBtoB営業だ

上で並べた定番のうち、質問・例文・絵文字・長文は、広告で言えば広告文(クリエイティブ)をどう磨くかの話だ。頻度と誘う早さは文面ではなくタイミングの話だ。頻度は記事ごとに答えが割れ、誘う早さは調査があっても因果が言えない。ここから、マーケの視点で評価していく。

返信が来ないのは、メルマガが開かれないのと同じ

メルマガの開封率は、いまの数字が水増しされている。2021年9月から、AppleのメールアプリはiOS 15以降、受信したメールを自動で「開封」扱いにする機能(Mail Privacy Protection)を入れた。Omedaが約8万の配信・約20億通を集計したところ、導入前後で、開封した人の割合(ユニーク開封率)がほぼ倍(15.2%から29.0%)になった。

だから、この仕組みが入る前の数字を見る。Mailchimpが2019年10月に更新したベンチマークで、ECのメルマガの平均開封率は15.68%。およそ6人に1人だ。購入までたどり着く割合は、Klaviyoの2026年版(20.5万超のブランドが対象、主に米国のEC)で0.16%。1,000通送って、購入は1〜2件になる。海外のデータなので、桁の目安として読んでほしい。

しかも、メルマガの読者は自分から登録した人だ。興味を持った人ですら、この数字になる。並行して比べている相手から返信が来ないのは、当たり前だ。

ECメルマガ1,000通の歩留まり。開封は約157通、購入は1〜2件

売る側から見れば、広告もメルマガも「当たらないのが前提」で数を回すものだ。1通ごとに魂を込めて、当たらないと落ち込む人はいない。

文面を作り込んでも、生まれる差は誤差だ

質問・例文・絵文字・長文は、どれも広告文の改善にあたる。そして、アプリではここで生まれる差は小さいと僕は見ている。並行して比べている相手は、1通ずつ文面を読み込んで比べているわけではない。会うかどうかは、写真とプロフィールでおおむね決まっている。文面の細部の出来が結果を動かす余地は、思っているほど大きくない。だとすれば、1通を作り込む労力に対して、返ってくるものが見合わない。ROI(投資した労力に対する見返り)が悪い、ということだ。ただし、これは調査で測れる話ではない。アプリの構造から出した僕の見立てとして読んでほしい。

もっと悪いのは、作り込むほど1日に送れる数が減ることだ。1通に20分かければ、打席は減る。部分最適(一部だけを磨いて全体を損なうこと)の罠になる。

例文やテンプレートは、否定しない。定型文で数を回すのは、Web広告の正しいやり方だからだ。

成約を決める一番大きい変数は、メッセージではなくプロダクトだ

売れない商品は、広告文を磨いても売れない。会うかどうかを決めるのは、写真、プロフィール、そしてあなた自身だ。マーケの言葉で言えばプロダクト(商品)にあたる。

メッセージは、最後の一押しにすぎない。モテを6つの層に分けて考えるとき、メッセージはコミュニケーション層で、本体はプロダクト(あなた自身の中身)とパッケージ(見た目や清潔感)にある。全体の考え方はモテるってなんだろう。「売上の式」でモテを因数分解してみるにまとめた。

リアルで知り合った相手は、BtoB営業のように向き合う

会社、サークル、趣味のコミュニティ。リアルで知り合った相手は、アプリの相手より並行して比べられている可能性が比較的低い。一方で、関係が続く。数を打つ考えは捨てて、向き合うべきだ。

ただし、遠回りしても仕方ない。BtoB(企業向け)の営業が、関係を築きながらも要件はストレートに伝えるのと同じだ。会話のHowにこだわるより、要望とベネフィット(相手が得するもの)をそのまま伝える。

アプリはWeb広告、リアルで知り合った相手はBtoB営業。相手の状況・打ち方・文面・共通点で対比した表

明日からのメッセージは、短く、端的に、数で

アプリは定型文を1つ作って、数を回す

自分の定型文を1つ持つ。作り込むのは最初の1回だけだ。あとは回す。定型文の作り方と例文は、別の記事で型にしてまとめる。

足すのは一言だけでいい。相手のプロフィールの1点に触れる。タップルの調査(上と同じ3,835名・男女内訳は未確認)では、メッセージで嬉しかった内容の1位が「プロフィールに触れた具体的な興味」で22.0%だった。この一言なら、数を回しても負担にならない。

頻度は、相手のペースに合わせる。催促と連投はしない。

要件は端的に。会いたいなら会いたいと伝える

ダラダラと日常会話を続けるより、要望を伝えるほうが早い。例えば、相手のプロフィールにある店や趣味に絡めて「ここ、行きませんか」と具体的に提案する。会いたいなら、会いたいと伝える。

何往復目で誘うべきか、という数字は決めない。会うまでの日数と目的達成率の調査はあるが、早く会えた人はもともと相性が合う人かもしれず、因果は分からないからだ。

絵文字・顔文字は控えめにする

ここからは調査の裏づけがない、僕の考えだ。絵文字や顔文字は好みが分かれる。ただ、無くて無愛想に思われる確率より、多用して煙たがられる確率のほうが高いと僕は考えている。迷うなら避けたほうが無難だ。

止まったら、次へ。傷つくならデーティングアプリに切り替える

人間関係は変数が多すぎて、分解しきれない。止まった理由を考え込むより、次へ行く。

それでも無視が続けば傷つく。それは普通のことだ。傷つくなら、会う約束が先に決まるデーティングアプリという手がある。バチェラーデートはApp Storeの説明で「月4回デート保証」「面倒なやりとりは一切不要」とうたう。D³(旧Dine)は、日程調整とお店の予約代行を自動で行う(デート保証の記載はない)。メッセージで消耗する量を、減らせる選択肢だ。

リアルで知り合った相手には、遠回りせずに誘う

僕の体験を書く。会社の先輩が、同僚の女性に日常会話をLINEで延々と送っていた。結局、デートには行けなかった。

僕は行けた。理由は単純で、端的に誘ったからだ。たまたま社内で話す機会があったとき、「今日飲みに行きません?」と言った。彼女は少し驚いたが、まんざらでもなさそうに「いいよ」と答えた。終業前、LINEに「駅で待ってる」と届いた。たぶん、会社から連れ立って行くことに抵抗があったのだと思う。

誤解しないでほしい。これは、ある程度の関係ができていたから成立した話だ。いきなり誘えという話ではない。ただ、遠回りする必要もない。アプリ発でもリアル発でも、LINEに移ってからも、ゴールは会う約束だ。日常会話を続けることではない。

浮いた時間は、プロダクト(あなた自身)に回す

文面に使っていた時間が浮く。その時間は、会うかどうかを決める変数に回そう。清潔感なら清潔感は肌か髪か:一番見られるのは調査で割れる。それでも最初に投資すべきは肌だ、髪型なら似合う髪型は診断で決まらない:決めるのは長さ・髪色・パーマ・前髪の4つだけ。残りは美容師に任せるに書いた。メッセージの文面を1通直すより、こちらに時間を使うほうが投資効率はいい。

写真、プロフィール、メッセージと、会う前の段階の全体像は、コミュニケーション層のまとめでたどれるようにする。

まとめ

アプリの男性は、最初から不利な立場にいる。女性の受信箱にはいいねが殺到し、女性は基本無料で並行して比べている。返信が来ないのは、メルマガが開かれないのと同じ、当たり前のことだ。僕のようにスペックがあっても、普通に無視される。

だから、アプリのメッセージはWeb広告として扱う。定型文を1つ作り、要件を端的に伝え、数を回す。リアルで知り合った相手には、BtoB営業のように向き合いつつ、遠回りせず誘う。そして、成約を決める一番大きい変数は、メッセージではなくあなた自身だ。

返信の有無に一喜一憂しなくなれば、浮いた時間を本当に効く場所へ回せる。文面を作り込む沼から降りよう。

数を回す市場として、どのアプリを選ぶかが次の変数になる。メッセージで消耗したくないなら、会う約束が先に決まるタイプも含めて、マッチングアプリを目的別に比較した記事にまとめてある。自分に合う入口が決まっているなら、そこから選べばいい。

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