こんにちは僕です。モテの戦略図鑑へようこそ。僕はメーカー・EC・コンサルでマーケティングや「仕組み作り」を仕事にしてきた。このサイトでは「モテ」を真剣にマーケしてみます。
マッチングアプリは試した。ただ、ハードモードで自分には無理だった。周りは結婚し始めて、焦る。アプリ以外はどこで出会うのか分からず、「出会いがない」と検索した。そんなあなたに向けて書いている。結論から言う。出会いがないのは、努力不足ではなく、売り場(出会いのチャネル)の選び方の問題かもしれない。街コン・婚活パーティーの市場は、コロナ前の水準に戻っていない。婚活サービスの3つの経路で見ると、結婚した人の経路はアプリが最も多く、伸びている。それでも、アプリが苦手な人の居場所としてイベントは残っているのではないか(僕の見立て)。僕は街コンに5回、婚活パーティーに1回行き、勝ったこともあれば、帰りのエレベーターが地獄みたいな空気になったこともある。この記事を読めば、自分が苦手なのは「声をかける」「メッセージ」「一気に話す」のどれかが分かり、闇雲に場を増やさず、自分に合う売り場を絞れる。
- 街コン・婚活パーティーの市場は、コロナ前の約4割(婚活パーティーの参加者)・約3分の1(街コン運営会社の売上)のまま。2社の開示資料とリクルートの調査で見た、アプリとの力関係
- アプリが苦手な人の居場所として、イベントは残っているのではないか(僕の見立て)。街コンに5回、婚活パーティーに1回行った僕の体験(3勝2敗くらいと、帰りのエレベーター)
- 売り場を選ぶ物差し:自分が苦手なのは「声をかける」「メッセージ」「一気に話す」のどれか
「出会いがない」と検索すると、出会いの場の一覧が並ぶ。ただ、アプリは自分には合わなかった
出会いがない男が検索して、上位に並ぶのは「出会いの場10選」だった
あなたはアプリを試した。ただ、ハードモードで続かなかった。
知恵袋に、同じ状況の20代男性の質問がある。出会いがなさすぎて、マッチングアプリを初めて見たが、ハードモード過ぎて自分には無理だった、という内容だ。別の20代後半の社会人は、出会いがなさすぎて焦っていて、みんなはどこで出会うのかを聞いている。どちらも一人の質問であり、統計ではない。ただ、あなたの検索の動機と近いはずだ。
社会人の男は、職場と家の往復になりやすい。新しい人に会う機会が、そもそも少ない。職場での出会いは別の記事で扱うので、ここでは触れない。
そこで検索すると、上位には出会いの場を10個、30個と並べた記事が出てくる。読んで、どれも自分には遠い気がして閉じる。
僕は街コンに5回、婚活パーティーに1回行った
街コンは5回行った。3勝2敗くらいだ。まったく引っかからなかった回もある。
婚活パーティーは1回行って、マッチしなかった。参加者は10人くらいで、1人10分くらいずつ回して話す形式だった。最後にマッチした人は残り、それ以外は帰らされる。帰りのエレベーターは、地獄みたいな空気だった。
この記事の範囲を決めておく。アプリ以外の出会いの場のうち、街コン・婚活パーティーを中心に、市場の推移とコストで整理する。結婚相談所・サークル・紹介・職場は、名前を出すにとどめる。深掘りは別の記事に分ける。
出会いがないのは、場がないからではない。苦手な売り場に立ち続けているからだ
出会いの場の数は足りている。足りないのは、自分に合う売り場だ
上位の記事は、出会いの場を何十個も並べる。つまり、場の数は足りている。これは僕の見立てだ。
それでも止まるのは、場ごとに「負荷のかかる場所」が違うからだと僕は考えている。ここで言う売り場は、マーケで言うチャネル(顧客と出会う経路)のことだ。自分の苦手な売り場に立てば、数を増やしても消耗するだけになる。
「自分から動け」という精神論にも、僕は異議がある。動く先を間違えれば、動くほど消耗する。アプリのメッセージを作り込むほど損をする、という話はマッチングアプリのメッセージにコツはいらない?3通で止まる男が、文面を作り込むほど損をする理由に書いた。
出会いがない社会人の男の本音:声をかける・メッセージを重ねる負荷を避けたい
「ハードモード過ぎて自分には無理」という声を、構造で言い換える。アプリの負荷は3つある。大量の候補から選別すること。メッセージを往復させること。会うまでの不確実さだ。
なぜ避けたいのか。僕の見立てでは、どれも「拒否される場面」だからだ。声をかけて断られる。送っても返信が来ない。選別して、選ばれない。人によって、どこが一番きついかが違う。声をかけるのが苦手な人。文章のやり取りが苦手な人。大勢と一気に話すのが苦手な人。きついところを避けたまま数だけ増やしても、消耗が増える。これは僕の見立てで、調査で測った話ではない。
30代の男性なら、周りが結婚し始めて、焦りが増える。焦ると、写真や文面を磨きたくなる。ただ、磨く前に売り場だ。苦手な売り場で磨いても、部分最適(一部だけを良くして全体が変わらない状態)の罠になりやすい。
出会いがないとき、よく言われている6つの解決策
上位の記事が勧める定番を、公平に並べる。どれも間違いではない。
- 社会人サークル・習い事・ボランティア。 同じ関心の人と自然に会える。ただ、時間がかかる。参加者の性別が偏る場もある
- 友人の紹介・飲み会。 身近で安心感がある。ただ、機会が限られる。関係を壊すリスクもある
- 職場。 毎日会うので関係は作りやすい。ただ、うまくいかなかったときの気まずさが残る
- マッチングアプリ。 定番だ。一気に候補が見える。負荷はメッセージの往復にある
- 街コン・婚活パーティー。 一度に複数人と会える。形式は様々だ
- 結婚相談所。 結婚が前提の場だ。費用などは別の記事で扱う
通説をまとめると、「場の数を増やせ」「自分から動け」の二択になる。次は、この通説を市場の数字で評価する。
街コン・婚活パーティーは縮んだまま戻っていない。それでも残る人がいる
ここでの視点は、市場選定(どの売り場に立つか)だ。補助でCPA(1人に会う・話すまでにかかる費用)も見る。
市場の答えは「アプリが伸びた」だった
業界全体の開催件数を出した公的な統計は、見つからなかった。そこで、上場している2社の開示資料と、リクルートの調査で代わりに見た。業界全体の数字ではない、という前提で読んでほしい。

婚活パーティーを運営する上場企業IBJの決算説明資料では、パーティー参加者数は2019年の74.7万人から2025年に31.4万人へ減った。約4割だ(-58%)。コロナ禍の2020年に48.8万人まで落ち、2023年に34.6万人へもう一段落ちた。2025年は参加者がほぼ横ばいで、開催本数は2023年の30,756本から24,570本へ、約2割減った。IBJのポータルに頼らない集客などの方針も、数字に影響している可能性がある。
街コンジャパンを運営するリンクバルの売上高(9月期)は、2019年の27.2億円から2025年に9.1億円へ減った。約3分の1だ。2021年以降、5期続けて営業赤字が続いている(IR BANK)。2025年9月期から大型イベントに力を入れ、会社は2026年9月期にわずかな黒字を予想している。ただ、これは会社の予想で、コロナ前には戻っていない。しかも、売上にはAI事業も含まれる。街コンだけの売上は、もっと小さい。
結婚の経路も見る。リクルートの婚活実態調査2024で、その年に結婚した人のうち、婚活パーティー・イベントで出会った人は、2019年の3.2%から2023年に1.5%へ下がった。同じ時期に、ネット系(アプリ)は6.3%から11.4%になった。過去最高だ。2023年の婚活サービスの3つの経路で並べると、パーティー・イベントが1.5%、結婚相談所が2.4%、ネット系が11.4%で、アプリ経由で結婚した人が最も多い。この調査は婚姻年2023年までで、結婚した人の経路の割合だ。アプリの質の証明ではない。
ここから先は、僕の見立てだ。空いた分の出会いは、アプリに移ったのだろう。因果までは直接証明できない。コロナ禍は一因だ。ただ、5年たっても戻っていないことを、消費者のニーズがアプリに移った結果だと僕は読む。
通説の「場を増やせ」を評価し直す。「場を増やせ」を、縮んだ売り場に立つ回数を増やすことと読むなら、コロナ前より人が少ない売り場になる。数を増やす前に、どの売り場に立つかを選ぶほうが先だ。
それでも参加者数は30万人台が残っている。アプリとイベントには棲み分けがあるのではないか
終わった市場とは、僕は書かない。IBJのパーティー参加者は、2025年でも31.4万人だ。この数字が延べ人数か実人数かは、僕は断定しない。それでも、ゼロではない。
ここからは推測だ。アプリが苦手な人、メッセージのやり取りが苦手な人、友達とイベント感覚で参加したい人が、男女ともに残っているのではないか。アプリが苦手な人の割合の調査は持っていないので、直接の裏付けはない。市場に参加者が残っている事実と、僕の体験からの見立てだ。

縮小は悪ではない。「アプリが苦手な層が残った市場」と読めば、売り場としての性質が見える。
1回の参加費で何人と話せるか。コストの考え方
CPAの式は単純だ。参加費 ÷ 話せた人数。これが、1人と話すまでにかかる費用になる。
街コンジャパンのトップページに並んでいたイベントの参加費は、2026年10月8日時点で男性4,600〜6,900円・女性100〜3,200円だった(例:恵比寿の27〜34歳の恋活パーティーは男性6,900円・女性1,200円)。このトップページに並んでいた範囲で、他社や他の形式は含まない。 アプリは、たとえばPairsのWeb版の1か月プランが4,100円だ(公式料金ページ、2026年10月8日時点)。
僕の体感では、1回の参加費は、アプリ1か月分くらい平気でかかる。ただし、その1回で、1人10〜15分で何人も回れる。一気に出会えるぶん、一気に話さないといけない。メリットと表裏一体だ。

数字で優劣は決めない。同じ条件で比べた統計がないからだ。式と体感にとどめる。
評価はこうだ。イベントは「会う」が先に決まっている売り場だ。アプリは「会う」までに工程が多い売り場だ。コストの出方が違う。女性の参加費が高い形式なら、ある程度真剣な人が来ている可能性がある、とも僕は感じた。これは見立てで、アプリより真剣かもしれない、という実感の範囲だ。
アプリでうまくいかないなら、売り場を変える。出会いがない男の向き・不向きと参加のしかた
処方:アプリで止まっているなら、売り場を変えてみるのもあり
売り場を変えるのは、市場選定のやり直しだ。アプリを辞めろという話ではない。併用してもいい。
物差しは、自分が苦手なのはどれか、だ。
- 自分から声をかけるのが苦手。 席を回してもらえる形式のイベントが向く可能性がある。僕は、席を回してもらえる形式なら、自分から声をかけなくて済んだ
- メッセージを重ねるのが苦手。 アプリより、会う場が先に用意されるイベントが向く可能性がある
- 一気に何人も話すのが苦手。 イベントは消耗する可能性が高い。アプリや、少人数で同じ関心の場(サークルなど)を探したほうがいい
「向く可能性」としか書けない。保証はしない。
最初の1回だけ試す。終わったら、きつかった負荷を1つ決める
最初は1回だけ試す。苦手な負荷に合う形式(席を回してもらえる形式、少人数など)を選んで申し込む。終わったら、きつかったのは声をかけること・メッセージ・一気に話すことのどれかを1つ決める。合わなければ、アプリを選び直す。続けるかどうかは、その1回で決めればいい。
街コン・婚活パーティーの参加のしかた
イベントには、自由に立って話す形式もあれば、席を回してもらえる形式もある。僕の体験では、席を回してもらえる形式なら、自分から声をかけなくて済んだ。
街コンでは、終わったあとそのまま男女2対2でご飯に行った回があった。そのうちの1人とデートして、告白された。僕が断った。一気に出会える。会える形式だった。
婚活パーティーは、僕が行ったのは1人10分くらいずつ席を回って話す形式だった。最後にマッチした人だけが残る。マッチしないと、帰らされる。
参加費の目安は、前の節の街コンジャパンのトップページに並んでいた分(2026年10月8日時点)だ。僕の体感では、1回でアプリ1か月分くらいかかる。
行く前に覚悟することが2つある。1つ目は、一気に話す消耗だ。2つ目は、マッチしなかったときに帰る空気だ。僕はこれで、帰りのエレベーターが地獄だった。
10〜15分で回る場では、会話の型が使える。「休日は何してる?」ではなく「今朝は何してた?」のように、範囲を狭くして聞く。初デートの会話で書いた方法で、短い時間で回る場にも通じる。初デートの会話を小手先のテクニックに頼らず構造で捉えるを読んでほしい。
売り場を変えても噛み合わないなら、アプリを選び直す
イベントに合わなかった人もいるはずだ。僕のように、マッチせず帰らされた人もいる。そのときは、アプリの選び直しも選択肢になる。アプリは、目的別に選べる。
ここで大事なのは、場に過剰な期待をしないことだ。ジムも同じ考え方だ。ジムは出会いの場ではなく、体を作る工場だ。出会いは売り場で取りに行く。ジムは出会いの場になるか?出会えている人は2割という現実に書いた。
まとめ
出会いがないのは、努力不足ではなく、売り場の選び方かもしれない。街コン・婚活パーティーの市場は、2社の開示資料とリクルートの調査で見る限り、コロナ前より縮んだまま戻っていない。婚活サービスの3つの経路で見ると、アプリ経由で結婚した人が最も多く、伸びている。それでも、アプリが苦手な人の居場所は残っているのではないか。これは推測だ。
やることは3つだ。自分が苦手なのは、声をかけること、メッセージを重ねること、一気に話すことのどれかを決める。それに合う売り場を選んで、最初は1回だけ試す。合わなければ、アプリを選び直す。
闇雲に場を増やさず、自分に合う売り場を絞れるようになる。出会えるかは保証しない。ただ、消耗する場所に立ち続ける必要はなくなる。降りて、選び直そう。
このサイトの全体地図は、モテるってなんだろう。「売上の式」でモテを因数分解してみるにまとめてある。
ここまでで、売り場の選び方が最大の変数だと分かったはずだ。売り場を変えても、アプリが合う人はいる。アプリの選び直しなら、僕が4つのアプリに実際に課金して、1回のデートにかかった金額と時間で比べたものを、マッチングアプリ比較|男性は2択でいい。4社に課金して出したデート単価にまとめた。メッセージが苦手なのか、選別が苦手なのかで選び方は変わる。この記事の物差しを持って、そこから選べばいい。

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